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複数口座開設はできるのか
みなさんの中には同じ銀行に2つ口座を作りたい思った事がある人も多いはずです。
例えば貯金目的で新たに口座を作りたいけど、今使っている銀行が便利なのでもう1つ口座をつくりたい時。
仕事先から給料振込口座としてA銀行B支店で口座を作ってくれと言われたが、A銀行C支店に既に口座をもっている時。
理由はさまざまですが、そういったケースに遭遇することはよくあります。実際に同じ銀行で複数の口座を作ることは可能なのでしょうか?
基本的に同じ銀行で複数の口座を持つことはほぼ出来ません。
昔は確かに出来ました。しかし現在では「原則として1人1口座まで」となっています。違う支店でも口座開設は認められないようです。
ただし合理的な理由があれば可能な場合があるようです。
何故このようになったかというと、振り込め詐欺や架空口座など犯罪やマネーロンダリングに利用されるケースが多く、チェックが厳しくなったと言われています。
1つ目の口座開設時にも、利用目的がはっきりしない場合は拒否されることもあります。
合理的理由があるなら窓口に聞いてみる
会社から給与振込先として支店名まで指定された場合
すでに同銀行の別支店で口座を持っているが指定された支店でなければいけないのかを勤務先確認し、そうだと言われたならば該当する支店の窓口へ行き口座開設が可能か聞いてみましょう。
ちゃんとした理由があるなら口座開設出来る場合があるかもしれません。
もしダメだと言われたなら支店変更の手続きをしましょう。1週間くらいで今口座にあるものは全て新しい支店に引き継ぎます。
※支店を変更した場合口座番号が変わるので口座引き落としなどを設定している場合はそれぞれ変更が必要になってきます。
個人の貯蓄用などの目的で口座を持ちたい場合
個人の貯蓄用などの目的で口座を持ちたい場合でも銀行に聞いてみる価値はあります。もしかしたらOKがもらえるかもしれません。
しかし場合によっては金利の高い別銀行で口座を開設した方が多少は有利になる事があるかもしれません。銀行口座は目的に応じて2〜3銀行で使い分ければ家計の管理もしやすくなるのでオススメです。
例:給与受取・生活費用、貯蓄用など
総合口座を使ってみる
総合口座とは普通預金、定期預金、自動借り入れが一つになった便利な口座です。
通常のように普通預金で決済・支払いを行いながら定期預金で貯蓄、もしも支払い金額が残高をオーバーしてしまった時には定期預金を担保に自動借り入れが行えます。
ペイオフは複数口座でも合算される
万が一銀行が破綻した場合でもペイオフにより預金者の資産は1,000万円まで保証されます。
この1,000万円というのは1金融機関についての事なので、複数の支店に預金をしていても全て合計して考えられます。
例えばA銀行B支店に1,000万円、A銀行C支店に1,000万円預けていた場合でもA銀行への預金は2,000万円として考えられるので残りの1,000万円は保護の対象外となるのです。
もし預金が1,000万円以下だったとしても全資産を1つの金融機関に集中させるのは好ましくありません。
金融機関の破綻直後は一時的に窓口やATMが閉鎖されるため、すぐには預金を下ろせません。その間に支払が必要になったり、手持ちが尽きたりしたら大変です。
大手銀行が破綻するようなことはまず無いとは思いますが、このような場合に備えてある程度は別銀行に預けておくなどの防衛策も必要と思われます。
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