定期預金の解約・更新について知ろう

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普通預金と定期預金の違いとは

皆さんは普段給与を受け取ったり生活費を引出したりするために普通預金を使っており、貯金するときには定期預金と使い分けしている人も多いと思います。

 

しかしそれぞれどんな違いがあるのかぼんやりとしか分からず、メリットやデメリットが見逃されているかもしれません。まずは普通預金と定期預金の違いからおさらいしてみましょう。

 

普通預金

普通預金はいつでも好きなときに預入れや引出しが出来る最も一般的な預金です。

 

金利が最も低く、利子目当てで普通預金を使う方は少ないです。
基本的に給与の受取、公共料金の支払い、生活費のストックとして利用されています。

 

定期預金

定期預金は預け入れる時に1年・5年・10年などの期間を決め、原則満期まで引き出しが出来ません

 

そのため普通預金より金利が高く、しばらく使う予定のないお金を預けておく場合や、気軽に使ってしまわないようにする場合などによく利用されます。

 

最近では1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月などの短期間でも預ける事ができる定期預金も増えてきているので自分の貯蓄プランなどに応じて臨機応変にできるメリットが出て来ました。

定期預金の注意点

固定金利が一般的

金利が高いのでお金を貯めるなら定期預金!その考えは正しいのですが、使い方を誤るとメリットが激減してしまうかもしれません。

 

定期預金の金利は固定金利が基本なので預け入れた時の金利が満期まで適用されます。10年定期だと10年後まで同じ金利です。
もしもその間に金利が上がっても低い金利のまま預けていなければなりません。(逆に金利が下がった場合は、高い金利のまま預けていられるので良いとも悪いとも言えませんが…)

 

途中解約で利子が激減

また、無計画に定期預金に預けて手持ちのお金が足りなくなってしまう人もたまにいるようなので気をつけましょう。

 

定期預金は原則満期まで引き出せませんが、途中解約することが可能です。ですが途中解約すると金利が大幅に下がってしまうことを覚えておきましょう。

 

解約時の利率は預入れからの期間で決まりますが、期間が短いと金利の10%しかもらえない場合もあります。
預けた金額より減ってしまうことはありませんが、とても損した気分になってしまいますよね。

 

定期預金を使う場合には、そのお金が必要になる時期・目標の貯金額などのプランを立てた上で預ける期間を決めるようにしましょう。

 

満期時の設定に注意

定期預金では満期時に@解約、A元金継続、B元利継続を選択できる場合があります。

 

@の場合は預けている元金と利子が普通預金に戻ってきます。

 

Aは元金だけを継続して預け、利子だけを受け取るタイプの設定。

 

Bは元金+利子まとめて定期預金を継続するタイプの設定です。

 

 

 

AとBは満期が来ると自動で定期預金に預け直します。新たに預け入れることになるので、金利はその時点での金利が適用されるようになります。

 

AとBの違いは何か、それは利子の計算に前回の預金で得た利子を含めるかどうかです。

 

金利が0.5%の場合

Aは預けた100万円が満期になったら、利子の5000円を受け取ってまた100万円を定期預金にあずけます。

 

Bは預けた100万円が満期になったら、利子の5000円と100万円の合わせて100.5万円を定期預金に預けます。

 

Aは何度預けても100万円にしか利子がつきませんが、Bは繰り返す度に預けるお金が増えていくので同じ金利でも増え方が大きくなっていくのです。

 

 

10年でもらえる金利比較

A元金継続

B元利継続

1年

5,000

5,000

2年

5,000

5,025

3年

5,000

5,050

4年

5,000

5,075

5年

5,000

5,101

10年

5,000

5,230

合計

50,000

51,141

 

この低金利なのでもらえる利子の差は10年でこれっぽっちです。

 

これをメリットととるか、満期ごとに利子がもらえる方がいいかは本人の好みですが、一応こんなモノがあるんだ〜程度は頭にとどめておいたら将来的に得になることがあるかもしれません。

 

メガバンクよりもネット銀行

多くの人はメガバンクや地元の銀行の定期預金を利用していると思います。

 

近いから、親の代から世話になっているからなど理由は様々だと思いますが、特に理由が無い場合はネット銀行をおすすめします。

 

なぜなら圧倒的に金利が違うから。

 

現在のメガバンクや地方銀行の定期預金の金利は0.01%、対してネット銀行の定期預金の金利は0.2%などがあります。

 

同じ安全性で20倍もの違いがあるならば使わない手はありません。

 

 

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