同じりそなだけど違う銀行!?

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りそな銀行・埼玉りそな銀行の特徴

メガバンクに次いで大きな銀行である都市銀行です。

 

りそなと名前の付く銀行には「りそな銀行」と「埼玉りそな銀行」がありますが、これらは同じグループの別会社です。26都道府県に店舗がある中でなぜ埼玉だけ別れているのでしょうか。

 

そもそもりそな誕生の流れとして、都市銀行である埼玉銀行と協和銀行が合併して協和埼玉銀行(あさひ銀行)となり、あさひ銀行が大和銀行と合併してりそなホールディングスが設立されました。

  • 埼玉銀行+協和銀行 → 協和埼玉銀行(あさひ銀行)
  • あさひ銀行+大和銀行 → りそな銀行・埼玉りそな銀行

このうちあさひ銀行の埼玉県内の店舗・東京都内の一部の店舗を埼玉りそな銀行、大和銀行と埼玉県以外のあさひ銀行をりそな銀行としました。

 

なぜ埼玉りそな銀行だけが別れたのか

埼玉だけが分離した要因として、諸説ありますが埼玉だけ経営状態が良かったので残した説、埼玉軽視による地元へのサービスが蔑ろにされる事を懸念して政財界が反対した説など様々ありますが、正確な理由は語られていないといいます。

 

実際、金融危機により2003年にりそなホールディングスに公的資金が注入され国有化された際にも埼玉りそな銀行だけは良好な経営状態を維持しており、この機会にりそなグループから独立するのではないか?と金融界やメディアなどで囁かれていました。

 

しかしりそなホールディングスはそれを許さず、結局埼玉りそな銀行は足を引っ張られた形で巻き添えとなりました。その結果良好であった経営にも影響を与え現在まで続くことになります。

 

よく勘違いされますが、埼玉りそな銀行はりそな銀行の一部ではなくそれぞれが同じグループの独立した別会社なので対等の位置づけとなっています。

 

埼玉県内のりそなは全部埼玉りそな銀行なの?

埼玉だけが別銀行なので、埼玉県内のりそなは全て埼玉りそなかと思われるかもしれませんが、埼玉県内にもりそな銀行があります。

 

埼玉県内唯一のりそな銀行は、朝霞台支店の1店舗だけとなっておりそれ以外の126支店は埼玉りそな銀行の店舗となります。

 

これは都市銀行である性質上埼玉県内にも店舗を置かざるを得なかったためと言われています。

 

逆に埼玉りそな銀行は東京都内にも1店舗出店しています。(東京支店は飯田橋駅か後楽園駅が最寄りの駅となっています)

 

りそなグループの相互利用サービス

基本的なサービスは似通っており、お互いの窓口が利用可能、ATMが同じ手数料で利用でき、振込に関しても同条件で利用できる相互サービスを行っています。

 

なので別会社と言ってもユーザーからすればほとんど同じ銀行のような感覚で使えるので大きな障害はありません。

 

※りそなグループ : りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行

 

 

りそな銀行は大阪市中央区、埼玉りそな銀行はさいたま市浦和区にそれぞれ本店を持っている別の銀行ですが、相互利用サービスというのを行っており、りそなグループ全店舗で店頭窓口での手続きが可能となります。

 

つまり、埼玉りそな銀行の口座を持っている人がりそな銀行の窓口で入出金や通帳繰越・再発行、口座解約や変更届などの諸手続きが行えるということです。
もちろんりそな銀行の口座を持っている人が埼玉りそな銀行の窓口を利用することも可能です。

 

りそな銀行327支店+埼玉りそな銀行127支店+近畿大阪銀行118支店=572支店が利用可能ということですね

 

 

埼玉県民ならメリットあり!?

都市銀行でありながら埼玉で地域密着型営業を展開している埼玉りそな銀行は、埼玉県民にとっては利用価値はありそうです。

 

まず埼玉県内における埼玉りそな銀行の支店数が126となっており、三菱UFJ銀行の26支店、三井住友銀行の16支店、みずほ銀行の25支店などメガバンクを遥かに凌ぎます。

 

さらに店舗外ATMが311箇所と多く、他行と比べて埼玉県民にとっての利便性が大きいと思われます。

 

また、住宅ローンにおいても埼玉県在住のファミリー層を対象としたローン金利が優遇される商品などがあるので埼玉県に住む方は一考の価値ありです。

 

 

金利の情報

いつでも出し入れでき、給与受取、公共料金の払込などが利用できる普通預金は一律0.001%となっています。

 

一方、預金額300万円以下のスーパー定期、300万円以上のスーパー定期300、1000万円以上の自由金利型定期などの定期預金は他の都市銀行や地方銀行と同じく0.01%と最低水準のものです。

 

金利が高い銀行が良いならネット銀行を使った方が良いでしょう。

りそな銀行のメリット

基本的に定期預金の金利は他のメガバンクや地方銀行などと同じで、0.01%と最低水準になっています。

 

定期預金でお金を増やす目的でりそな銀行を使うのはオススメできないと言えます。では他にメリットがあるか探してみましょう。

 

営業時間が長め

普通、銀行の窓口といえば15時に閉まってしまうものだというイメージがありますよね。多くの銀行ではそのとおりです。

 

これは銀行法施行規則に銀行等の営業時間は午前9時から午後3時までと定められているためで、必要であれば延長することが出来るとされています。

 

なので延長しようと思えば出来るわけです。りそなグループでは窓口の営業時間午後5時までとなっているので少し長めになっていますね。

 

 

ネット振込み手数料

りそな銀行には「マイゲート」というネットバンキングのシステムがあります。

 

マイゲートからりそなグループの銀行に振込を行う場合の手数料は何回でも無料です。

 

他行へのネット振込み手数料は216円かかります。メガバンクのネット振込手数料が3万円以上で324円〜432円かかるので、それに比べればお得です。

 

また、毎月決められた条件を満たせば振込手数料が半額〜無料になりますが、資産に余裕がある人向けとなっており、手軽に手数料無料にしたい場合はネット銀行のほうが条件は簡単な場合が多いのでオススメです。

 

 

手数料優遇プログラム

りそなクラブで所定の条件を満たすと優遇特典を受けることができます。

 

りそなグループのATM手数料が無料

ステータスが「パール」になることで適用(20pt以上〜100pt未満)
※りそなクラブに入会+給与または年金の受取(20pt)で達成

 

コンビニATM手数料が月3回無料

ステータスが「ルビー」になることで適用(100pt以上〜200pt未満)

 

ネット他行振込手数料が月3回無料または半額
  1. ステータスが「ルビー」になることで月3回半額(100pt以上〜200pt未満)
  2. ステータスが「ダイヤモンド」になることで月3回無料(200pt以上)

 

※ステータスポイントは取引を行うごとに所定のポイントが獲得できます。(月ごとに判定)

  • 給与の受取(20pt)、年金の受取(20pt)
  • りそなカードの利用代金引き落とし(10pt)
  • マイゲートへのログイン(5pt)
  • ネット通帳の利用(5pt)
  • 投資信託・外貨預金等(50pt)

などさまざまです。

りそな銀行・埼玉りそな銀行のサービス

マイゲート

マイゲートを使えば24時間365日いつでもどこでもパソコンやスマートフォンから各種手続きや明細の確認、振込や金融商品の購入などが行なえます。

 

そのため、仕事が忙しくて窓口に行けないサラリーマンなどにとっても非常に便利です。

 

 

また、窓口やATMでの手続きに比べて手数料が安く済みます。りそなグループへの振込は無料となります。

 

ネットであるがゆえ、セキュリティには気を使っており万全な体制を整えています。

 

マイゲートにログインすることによりりそなクラブポイントが月5ポイントたまります。

 

 

インターネット通帳(TIMO)

通常の紙の通帳を廃止してインターネット上で取引明細をいつでも確認できるようになります。

 

紙がないので盗難・紛失の心配もなくなります。

 

申し込みによりりそなクラブポイントが月5ポイントたまります。

 

 

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