ATMでよくある間違い

スポンサーリンク

銀行振込で間違えて振り込んでしまったら?

入力ミスで振込先に入金されない場合

振り込みを行った銀行Aから相手先の銀行Bへの送金が行われますが、口座が存在しないので銀行Bでストップしてしまいます。

 

すると銀行Aから連絡が来て振込先の変更手続きをするよう言われます。

 

しかしここで正しい振込先の情報が確認できない場合は「組戻し」を行って銀行Bから資金を返してもらわなければなりません。

 

組戻しには手数料が必要で、銀行によって648円〜864円程度かかります。最初の振り込みにかかった手数料は戻ってきません。

 

 

振込先を間違えて入金してしまった場合

振込先を間違えて入金してしまい、資金を返してもらう場合にも「組戻し」が必要です。

 

ただし先程のように簡単な話ではなく、既に相手の口座に入ってしまったお金なので当然相手の承諾が必要になってきます。

 

組戻しの流れ

 

問題は「相手の承諾」です。

 

相手の都合により連絡がつかず話が進まない場合や、相手が組戻しを拒否して資金が戻ってこないという事もあり得ます。

 

そうなった場合、民事訴訟を起こしてでも取り戻すか、諦めるかしかありません。裁判資料をそろえたりする手間や苦労もありますし、費用もかかります。

 

 

振込先は間違えないようチェック

このようなトラブルが起きないよう、しっかり注意をしながら取引を行うのが大切です。振り込み間違いも数千円程度ならまだしも高額取引では大変なことになります。

 

特にネットバンキングなどでは数字を連打してしまったり違うキーを押してしまったりなど間違いが起きやすいですからね。

 

取引する時は落ち着いて、今一度間違いが無いかをしっかり確認するようにしましょう。

 

 

もし自分の口座に間違えて振り込まれてきたら?

先ほど組戻しの依頼を拒否される場合もあると書きましたが、それなら自分の口座に入ってきたお金は全て自分のモノになるのでしょうか?

 

間違いで振り込まれたお金は、正当な理由なく受け取った「不当利得」であるとされ、振り込み依頼人に対し返還義務を負うと民法703条、704条にあります。

 

間違いであることを知りながら口座から引き出してしまうと詐欺罪や窃盗罪に問われるようです。

 

見に覚えのないお金が振り込まれていたら引出したりせず、銀行へ連絡しましょう。

 

 

スポンサーリンク