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定期預金と積立定期預金の違い
しばらく使う予定のないお金は貯蓄のため定期預金に預けることが多いかと思います。
しかし銀行のサイトを見てみると「定期預金」やら「積立定期預金」、「定期積金」など似たような名前のものがあったりします。
これらはどんな違いがあって、預金する上でどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
定期預金
基本的にまとまったお金を預ける時に使います。
例えば100万円のお金を預け入れる時に1年・5年などの期間を決め、その期間中100万円を預けたままにしておき満期時に100万円+利子を受け取ります。
定期預金は原則として満期まで引き出す事が出来ません。普通預金のように自由に出し入れが出来ないのという縛りがある反面、金利が高めに設定されているというメリットもあります。
積立定期預金
対して、積立定期預金は毎月決まった額を決まった日に口座から自動で振替して預けるものです。(例えば毎月1万円など)
任意の期間を定めるタイプがあったりするので、何年か後に必要になるお金を目標とする時に合わせて貯めることができます。
ボーナス月などは積立額を増額することも出来るので、生活スタイルに合わせて臨機応変に利用できます。
コツコツ無理なく貯蓄できるのが大きなメリットですね。
途中解約について
定期預金は原則として満期まで引き出す事が出来ませんが、やむを得ない場合は途中解約が出来ます。
しかし、途中解約利率というものが適用され最悪の場合当初の10%程度の金利しかもらえない場合があります。
一方、積立定期預金では解約や一部引出しが可能となっており、500万円積み立てた内の100万円だけを引き出したいという事も可能です。(指定した期日に満たないものには途中解約利率が適用されるので注意)
満期について
定期預金(1年)で100万円預けたなら「満期が1年の100万円の定期預金」としてまとまっているので分かりやすいです。
対して積立定期預金を月1万円ずつ預けると「満期が1年の1万円の定期預金の集合体」が出来上がるのです。例えば4月に積み立てた1万円の満期は来年の4月、5月に積み立てた1万円の満期は来年の5月といった感じですね。
ちなみに積立定期預金を途中で引出したりすると、新しいものから順番に金額分の定期預金が解約される事になっています。5万円だったら直近の5ヶ月分にそれぞれ中途解約利率が適用されます。
定期積金とは
積立定期預金と名前が似ていて紛らわしいのですが、金融機関によっては「定期積金」というものもあります。
こちらも毎月決まった額を積み立てていくのですが、定期積金ではあらかじめ積立期間を設定しておき、満期が来ると利子と一緒に払い戻されます。
また、「預けた月ごとに満期がそれぞれ独立している」積立定期預金とは違い、「満期が1つ」だという事です。
つまり積立定期預金は一部解約が可能なのに対して、定期積金は一部解約が出来ません。
以上、それぞれの特性を踏まえた上で利用するならば
- 使わないお金が余っている・・・定期預金
- とりあえず少しずつ貯蓄しておきたい・・・積立定期預金
- いつまでにいくら必要だ、などの目標がある・・・定期積金
など、上記は一例ですが自分のスタイルや目標によって使い分けるのが良いでしょう。
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