全額保護で安全運用

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個人向け国債とは

万が一銀行などの金融機関が破綻した場合、1000万円までの元本とその利息までが保護されます。

 

しかし、1000万円以上預けるとなるとオーバーした分は保護されません。最悪の場合0となります。

 

もし全てのお金を守りたかったら別々の銀行に1000万円ずつ預けるなどの方法がありますが、それでは管理が大変になってしまいます。

 

1000万円以上の長らく使わないお金は銀行の預金より個人向け国債を利用したほうが良いです。

 

 

個人向け国債のメリット

国は税収だけでは賄えない分のお金を国民や投資家から借りて国債を発行します。

 

国債を保有していると一定の期間ごとに利息が受け取れて、満期になると貸した分のお金が戻ってきます。

 

個人向け国債はその名の通り個人を対象とした国債です。

 

個人向け国債の利点は、元本保証であるということ、最低金利保証あるということ、全額保護であることです。

 

個人向け国債は元本保証

個人向け国債の購入に充てたお金は満期になると全額返還され、途中解約しても直近2回分の利息にペナルティが付くだけです。

 

なので買った時よりお金が減ってしまった!ということがありません。

 

最低金利保証がある

個人向け国債の金利はどんなに下がっても最低0.05%までと定められており、メガバンク等の銀行よりも金利が高い設定になっています。

 

メガバンク定期預金の金利は0.01%なのでおよそ5倍ですね。

 

全額保証

銀行は潰れたら1000万円までしか預金が保証されませんが、国債は国が潰れないかぎり償還が行われます。

 

仮に個人向け国債を購入した金融機関が倒産してしまっても、元本や利子の支払いは国が責任を持つので全額保護されます。

 

ペイオフの心配をする必要がないので精神的にも楽になりますね。

 

「国だって潰れることもあるでしょ?」と言われるかもしれませんが、国が潰れる状況なら銀行も既に潰れているでしょう。

 

しかし、日本が潰れることはしばらくあり得ないと思われます。

個人向け国債の買い方

個人向け国債は銀行、信用金庫、証券会社などの金融機関で購入することができます。

 

個人向け国債を購入するには口座が必要になるので身分証、印鑑を用意しましょう。

 

最低1万円から1万円単位で購入可能です。

 

 

銀行員の勧誘を防ぐために

銀行の窓口で個人向け国債を購入する場合、銀行員から「もっと金利の高いお得な商品がある」等の勧誘を受け手数料の高い投資信託を買わされたりする危険があります。

 

銀行員にも営業ノルマがあるため、あの手この手で商品を買わせようとしてくる行員もいますが、誘いに乗らないように気をつけましょう。

 

もし勧誘されるのが嫌だなぁと思ったら、ネット証券の口座を開設するのが良いと思います。

 

申込みも全てネット上で完結し、誰とも顔を合わせること無く国債の購入が可能となります。

 

マネックス証券、楽天証券、SBI証券などが人気の高い証券会社となります。どちらも有名企業で安全性が高いので安心して利用できます。

 

 

個人向け国債の種類

個人向け国債には「3年」「5年」「10年」の3種類がありますが、おすすめは「10年」です。

 

 

変動10年

固定5年

固定3年

満期

10年

5年

3年

金利

変動

固定

固定

利払い

半年

利率

基準金利×0.66

基準金利-0.05

基準金利-0.03

最低利率

0.05%

 

3年と5年は固定金利なので最低金利で購入した場合、例え基準金利が上がっても満期まで最低金利のままです。

 

対して10年の場合は基準金利が上がればそれに応じて利率も上昇します。

 

 

満期償還

個人向け国債の満期を迎えると額面満額を受け取れます。

 

[利子]
100万円×0.05%×10=5000円(半年ごとに250円)

 

[利子の税金]
250円×20.315%=50.7875円

 

[受け取り利子(半年)]
250円−50.7875円=199円

 

[償還後の総額]
100万円+199円×2×10=1,003,980円

 

利回りは0.04%となります。

 

 

途中解約

個人向け国債は購入から1年経過すると途中解約が可能となります。

 

その場合、額面金額+利子−直前2回分の利子×0.79685が換金されます。

 

 

例えば、100万円分の個人向け国債を5年で解約した場合

 

[利子]
100万円×0.05%×5=2500円(半年ごとに250円)

 

[利子の税金]
250円×20.315%=50.7875円

 

[受け取り利子(半年)]
250円−50.7875円=199円

 

[途中換金調整額]
(100万円×0.05%×1/2×0.79685)×2=398.425

 

[途中換金後の金額]
100万円+199円×2×5−398.425円=1,001,591円

 

利回りは0.032%となり、途中解約でもメガバンクの定期預金金利を遥かに上回ります。

 

 

 

基本的にメガバンクや地方銀行の定期預金の金利は低すぎてお話になりません。

 

しばらく使わない予定のお金なら、「ネット銀行の定期預金」を利用。

 

1000万円を超える金額でペイオフを心配するなら「個人向け国債の購入」をオススメします。

 

 

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