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シャチハタやゴム印は使用不可
シャチハタは便利ですが、印鑑ではなくスタンプという扱いです。スタンプは銀行印として利用できません。
また、ゴム印は素材の性質上変形しやすいです。そのため印鑑そのものではなく「印影」を登録する銀行印や実印としては相応しくないものとなります。
変形してしまって印影と形が異なると銀行印として証明出来なくなる恐れがあります。
そうなると銀行窓口での重要な取引が出来なくなってしまいます。
ATMで入出金するだけの用ならまだ良いですが、頻繁に窓口で取引を行う自営業などの個人事業主の方は困ってしまいます。
そこで銀行印はしっかりしたものを作るのをオススメします。
銀行印を作ろう
はんこ屋さんに行って「銀行印を作りたい」というと素材やデザインなどサンプルを見せてくれます。
どの材質にするかは予算と相談ですが、長く使うものになるのである程度の強度以上は必要です。
使う頻度や保管状況などをはんこ屋さんに相談して材質を決めるのも手です。
銀行印のサイズ・書体・素材を決めよう
実印と違って銀行印にはサイズや書体など細かい規定はありません。
文房具屋などに売っている三文判でも登録可能ですが、機械で大量生産するため印面がそっくりという場合があります。
偽造などの危険があるので、セキュリティ面で安全をみるならば三文判は避けた方がいいかもしれません。
偽造防止のため個別に制作した印鑑であることが望ましいです。
一般的なサイズは12〜13.5mmであることが多く、書式は「篆書体(てんしょたい)」などが人気なようです。
できるならば変形や欠損の心配が少ない丈夫な素材で作られた印鑑がいいですね。「黒水牛」か「オランダ水牛」くらいの材質ならば耐久性充分ではないでしょうか。
私が作ったオランダ水牛の印鑑は15,000円くらいでしたが、ケチって安いのにしてしまうと破損しやすく何度も買い替える事になり余計お金がかかってしまう恐れもあります。やはりしっかりしたものを長く使いたいと思っていたので高いとは思いませんでした。
安いものなら実印・銀行印セットで5,000円くらいで作れますので料金重視で決めるのもありです。
ネット注文も可能
安いほうが良いという方はネット注文などもできます。
実印と銀行印を同じ印鑑にしてもいいの?
実印と銀行印は分けて作っておいた方が良いでしょう。
管理が面倒になると思われるかもしれませんが、これを失くしてしまうと銀行への紛失届と印鑑変更届、さらに役所で実印の廃止と改印を行うなど大変な手間がかかります。
銀行印と併用していると持ち歩いて使用する頻度が増えるので紛失する危険が高まります。
特に実印は法的効力を持つ大変重要な印鑑です。
自動車購入、不動産取引、保険金受取、遺産相続、貸借契約などの重要な用途に使用されるので、もし悪用されてしまうと取り返しの付かない事になってしまいます。
以上のような理由からリスクを減らすために実印と銀行印は分けておきましょう。